「青年」に登場する着物

主人公の男の子は、着物そのものより、渋い着物からチラリチラリと見える、帯揚げ、長襦袢などの艶っぽい色に興奮する?傾向があるようです。その部分には「チラリズム」表示をつけました。

また、主人公は不美人に冷たすぎます。ブスの着物の描写 は思いっきり、大雑把。

  主人公

上京したばかりの男の子。 目がヒヨコのように無垢。 素朴ながらも 女性に不自由しないルックス 。

「君って田舎の子に見えないよね」といわれるのが ひそかにうれしいらしい。

薩摩絣のあわせ・お揃いの羽織 ・小倉の袴・ 茶褐色の帽子 ・紺足袋・ 薩摩下駄・ 以上すべて新品でキメている。

  謎の未亡人

美人。目線がエッチ。主人公を劇場で堂々と逆ナンパしている。 金持ちで派手な暮らし。生活は謎に包まれている。

外出先では、地味なくせに媚びのある高そうな着物(いいですねえ・・) を着ている。

一方、自宅では華やかな若作りの着物で主人公の男の子を誘惑。 昔の派手な外出着を普段着におろして着ている。 すべての指に指輪。

薄桃色の帯揚げが妙に若々しくて 主人公を刺激。

 主人公の下宿の近所にいるお嬢さん

元気な思春期の娘。 娘らしい しなやかな動作に主人公の目は釘付け。

長い羽織・ くすんだ銘仙の着物・髪にはクリーム色のリボン。袖の八ツ口から緋色の襦袢がこぼれでている

  主人公の尊敬する小説家

金はたっぷりあるらしいが 着る物は質素にしている。

銘仙の綿入れ ・白チリメンのへこ帯・ 寝るときもこのまま寝る。このままどこへでも外出。(いいですねえ)

  芸者のおちゃら

ごく若い芸者。16才。細おもてで 涼しい目に緑の反射あり。 無表情。愛想笑い無し。

着物は落ち着いた藤色。 襟をぐっーとぬいて着ており、白い背中が逆三角によく見える。

帯揚げの緋と、裾から三角に見える襦袢の緋色が主人公の目を強く刺激。

 

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