【築地に泊まる】

 

2003年、築地7丁目の裏通りを歩いたら、まだオール木造の家がチラホラ残っていました。戦前の家はもう絶滅していたかと思ってましたよ!お掃除や植木の手入れなども、気合い入ってます。

私は学生時代の何年かをこのエリアで過ごしたので、築地に幻想を持つことはありませんが、それでもやっぱり木造の美しさにうたれました。

昔はこんなお家から、鮮やかな銘仙の娘が転がり出てきたんでしょうね。


そのうちの一軒が、旅館を経営している模様です。このテの家って中はどうなっているのだろう?・・と、宿泊してみることにしました。

電話で予約する時、宿のオバサンは無愛想でした。「あのー、家、古いんですよ?和室なんですよ?はじめてくるとビックリするかもしれませんよ?」と、引き気味なんです。

(しかし、行ってみるとオバサンは話好きであった。)

宿の中はすべて古い古い、焦げ茶の世界。手すりや障子の細工が細やかで、まあ、階段が急なこと!

この建物は、もともと普通の家で、終戦まもなく旅館にしたのだそうです。そのせいか、各室にプライバシーがないみたい。隣室のオナラまで聞こえてきちゃう。 たぶん、利用者が常連のオジサン達だけだから、それでも問題ないのでしょう。

私は、はずれの方にある小さな部屋に通されました。大きな部屋は常連さん用っていうのもあるだろうけど、防犯上、たぶん女性はみなその小さな部屋に通 されるような気がします。大部屋はおそらく欄間から隣の部屋が見えると思う。(ふすまに用つっかい棒を渡されました。カギのかわりです。)素泊まり6000円。

※今のホテルとセキュリティの感覚が違いますので、宿泊(ことに女性)は自己責任で。というわけで 連絡先も書きませんが、興味のある方は このページの中にヒントがあります。


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