【クリーニング屋さんは、芸者あがりの 奥さんが好き】

「派手好きな、芸者あがりのやうな 奥さんが最も良いお得意で、肌襦袢から足袋まで洗はせる。旦那のワイシャツはもちろん、靴下まで洗ひに出す。」

毎回、仕事をどっさり出してくれ、出来上がりにも文句を言わない。「こんな甘い奥様が5.6人あると洗濯屋は蔵が建つ」

 

一方、クリーニング屋さんは女学校を出た女房が苦手です。

「“洗濯屋さん、このズボンのしみ落ちないねえ、どこを洗つたの”」と、さんざ小言を言われて洗ひ直し。 」 「女学生あがりの女房はしみつたれで、仕方がないなあ」

このタイプの奥さんはワイシャツ・ズボン下、すべて家で洗ってしまい、時々、ズボンなど家で洗いにくい物を洗濯に出すだけなのだそう。


 


源氏鶏太「わたしの人生案内」より「今の花柳界のことはよく知らぬ が、昔、美人であるのに、一向に人気の出ぬ芸者がよくいた。本人があらわれると、とたんにお座敷が陰気になってしまうのである。そして、そういう芸者は、たいてい旦那運が悪かった。逆にいえば、その芸者の旦那になった男は、必ずといっていいほど、事業に失敗していくのである。そういう女のことを、密かに貧乏バギナといったりした。
かと思うと、反対にその女と寝ると、不思議に事業が成功していくのである。そういう女のことを出世バギナといったりした。」
貧乏バギナって…すごい言葉だなー。
「SAYURI」は、きっと「出世」組なんでしょうね。

↑上の絵のお風呂の「令夫人」は、かなりグラマー。ということは、彼女もご馳走のある環境を手に入れた「出世」組?

 

 

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