【羽織やコートの男性

昭和5年、大阪のカフェテリア(戎橋の南海食堂)です。

自分で食事を運ぶのに戸惑う友人を 「 これが、米国で大流行のカッフェテリア式食堂さ 女給にチップも要らないし、文化的で経済的だ 」と説得中。 昭和20年ころになると、カッフェテリアはもっと進歩するな。 食堂の横 には畑や牧場があって、客が喰うだけの材料を 畑から抜いたり、牧場から牛を引き出してくるようになる。 そこで、料理は徹底的に安くなるね」

など、超 お気楽な未来予想図を描く昭和初期の青年達。

しかし、この絵からたった15年後の昭和20年の日本は
彼らの予想とは全く違う、焼け野原になってしまうのでした……。



■「駆け落ちを 捕へて来る 賑やかさ 」
昭和初期の光景です。 描かれている人全員が、着物。
それも「夜中に急にたたき起こされて〜」的な、 緊急の着物です。
今でいえば、フリースにジャージといった感じでしょうか。

着物が着物」じゃなかった時代の着こなし。

■「和の心に酔いしれろ」で知った、ドイツのおじさん、ルーターさんが
徒歩で日本横断にチャレンジ するサイト。
はじめてサムエを着ていますが、
とてもお似合いです。

私の個人的な意見にすぎませんが、男性が着物を似合うために必要なものは、
1に髪型、2に髪型、3.4がなくて5に「若作りをしないこと」です。

着物の時代にすでに存在していた髪型だと、似合う確率がグッと高くなる。
逆にいうと着物の時代に存在しなかった髪型をしていると、着物姿に決定的な違和感が漂います
(70年代の長髪をひきずるオジサンや、80年代の前髪を切れないオジサンより、
21世紀の スキンヘッド少年の方が浴衣は似合いがちですよね)

不自然な増毛、毛染めをしていないシンプルな髪型の ルーターさん。
サムエが 日本人(←整髪料だの、茶髪にふりまわされている)の何倍も似合ってしまうのは当然といえましょう。

ピート ・ ポスルスウェイト、ビリー・ボブ・ソーントンなども
同様の理由で 着物が似合いそうです。



ちゃんちゃんこ系を羽織る人達。
「勇ましい 最期を話す 気の毒さ」という川柳がついていました。
左のお爺さんの手にハンケチ(手ぬぐい?)が ギュッと握りしめられていて…
わーん。


 

楽しそうな大人達。戦前にタモリ倶楽部があれば、こんな服装かも。
左のおじさんの「ちょっと待て」という手つきが愉快。



 

怪しい紳士。奥の人、鼻がブタ。


 


おっと危ない。濃い色の足袋が可愛いですね。


 

洋装のオジサンと着物おじさんが仲良く並んで。
洋装おじさんは現実の服装ではなく、漫画のキャラクター(両津さんとか)のようです。



お金持ちが列車を止めようとしています。コートの肩被い部分が躍動感を演出。
今の写真技術をもってすれば、マトリックス並の着物写真も撮れそうですね。


 



観劇MANGA。「浄瑠璃がはじまると、もう舞台の方には目もくれず、耳ばかりくれる。成る程ね、よーよー、待ってました。その所その所。と自分も一緒になって語りだし、近所からシーシーと言われると“便所は廊下を出て右に曲がったところだよ”」


戦前の上流階級雑誌より。左側は、碁の名人。「合の二重まわし」を着て、内股。ちょこんと腰かけています。

横向きの図。記事を見ると「むせかえる若葉の香に誘われて、会津へ初夏をさぐりに出かけた」とあります。 「若葉の頃」にしては暖かそうな装い。東北地方だからでしょうか?ちなみに雑誌は6月号です。

 

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