2002年9月

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東京の端(多摩)にもモノレールがあるのです。

9.30

「鳴雪自叙伝」(岩波文庫)=幕末〜明治維新など、社会変動を体験した人の自伝です。

といっても「激動で・熱く燃えた人!」みたいな本ではなく、ちょっと文化系な武士(松山藩・愛媛)だった俳人の、生き生きとした思い出話なんです。

「がんばれワカゾー!(カロリーメイト)」な著者の写 真も凛々しい。「青春お侍さん漫画」にピッタリのルックスです。表紙に「独特のユーモアが漂い」ってあるけれど、ホントに微妙に笑える文章でした。

特に、16才のワカゾー武士が、ドギマギしながら「京都へ父の看病旅行」する様子が可笑しいです!京都についたとたんに、お父さんの隣で寝込んでしまうのも、情けない。(でも、文章は威張っているのが笑える。)

交通手段は、「 徒歩・馬・カゴ・船」!

当時の質素なライフスタイルもよくわかります。(70才まで絹の着物は禁止とか、オカズは邸内で栽培した野菜と沢庵、とか。)

彼はその後、俳人になり、正岡子規と親しくなったとのこと。 2002年、武士はレイア姫のように遠〜い遠い存在ですが、以前は「俺、昔、武士やってて・・。」という人がたくさんいたのでしょうね。

なお、幕末の人達のルックスはこちらで御覧いただくとよりイメージがふくらむでしょう。


9.28

ジュリア・ロバーツの「アメリカン・スイートハート」に、ドクターイーブルの息子(セス・グリーン)が坊主頭の眼鏡君で出ていました。

小さな小さな、形のいい頭蓋骨に、5分刈りの赤毛。実写 版「ひとまねこざる」のようです!

セス・グリーンの後頭部をそっと触って、頭の温もりを確かめたくなります。


9.26

JRで、着物も小物も「砂色とベージュ」で素朴にまとめた、かわいいおばあさんを見ました。そして、帯締めだけが、淡い水色。

「ま、まいりました〜」といいたくなる色合わせでした。なんか、洒落た外国映画のインテリア(一見地味なんだけど、実はやたらに上等でエレガントなインテリア)を思わせます。草履をはいているのに、下駄 っぽい雰囲気なのも、素敵です!


 

9.25

素敵なご縁で夜の青山に。常に多摩地区で過ごす人間には、まぶしい都会の夜でした。

デジカメが2ヶ月ぶりに修理から戻りました。なので、上の写 真は2ヶ月まえのもの。一見、爽やかそうな青空ですが37度、とかです

 


9.21

こちらのサイトの9.18の日記にガンダムの帯と帯留めが。

「下書きなしで、直接 帯に描いた」とあります!!上手ですね!


9.20

北海道生まれの65才の方からきいた、幼い頃の思いでです。

「サッシのない頃の北海道はすごく寒かった。でも母は、着物は暖かい、着物は暖かい、といつも言っていました」

「着物の下には毛糸で編んだロングスカートをはいていました。そうすると暖かい。」

「学校には真綿を首にまいて行った。真綿はかなり暖かかった。白からだんだん黒くなってくるけど(!)」以上(^▽^)


9.18

はじめての西荻、に引き続き、はじめての国技館、を体験しました。

で、客席にお茶を配ったりするお爺さんスタッフ達(ネット検索で「出方さん」とよぶことを知りました。)の恰好にすっかり見とれてしまいました。

「紺と白の浴衣・博多帯・不思議な袴」の制服に、一人一人微妙なバリエーションがあるのが素敵なんです。

一人でいてもかっこいいし、大勢でいても、魔法のような華やかさが!「お爺さんの集団と華やぎ」って、想像もしなかった組み合わせでした。あと、狼柄の浴衣を着ていたお相撲さんがいました。狼柄や、ハスキー柄の浴衣っていいな。


9.14 

寒くなると、家の猫がいきなり、丸々と太ります。たった2.3日で!かわいいったらありません。

NHKのロボット大会に出ていた金沢工業大学のロボット「行灯君」見ましたか?ロボットなんだけれど、障子っぽい見た目なんです。


9.12 イギリスの女性が、昭和初期の東京の暮らしを暖かく描いた「東京に暮らす」(キャサリン・サンソム著・岩波文庫)。

着物姿の、ポヤポヤと可愛い挿し絵(西脇順三郎のイギリス人の夫人による)つきです。

「白と紺の浴衣と大胆な柄の日傘が行き交う夏の日本の街は芝居の舞台のように華やかです。 女性達の優美な動きが舞台を一層美しくしています」

など、特に着物の女性を褒め称える文章がいっぱい…(でも革靴をひきずって歩くのはやめてほしい〜、みたいなことも時々書いてあります。)


メンコ。豪華な着物雑誌を見るとつい連想してしまうイメージ(帯まわり、とっても頑丈そう♪?)

9.10

ビルケンシュトック等を愛用しているので、普通 のサンダル(低いヒールのもの)をはいて都心を歩いたら、メチャクチャ疲れました。素足に冷房がつきささるし・・・


9.9

幸田露伴「努力論」(岩波文庫)に「先天的の約束」というような内容の文章がありました。

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例えば、絵を描きたくて・描きたくて・仕方がない子は、もう目も・筋肉も・心も・完全に「絵を描く」向きに生まれついちゃっている。

だからそういう子を無理矢理、他の道に進ませても気が散ってしまって、あまりうまくいかない。(そのほか、「放浪向き」とか「僧侶向き」、「盆栽いじり向き」なんかの体質に生まれついた人も。)

もし事情が許すなら、思い切って自分の好きなこと、得意なことに心をゆだねてしまうのは、すご〜く大切、みたいな文章でした。

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私が書くと間抜けですが、元の文は非常に説得力があります。それに「先天的の約束」を上手く生かせた人を見ると、気分いいですよね!(マシューとか?)


9.7 

ガレッジセールのゴリじゃない方の人(川ちゃん)が気になります。ファンじゃないけれど。

川ちゃんは、ごつごつした思い詰めたような顔立ち(いかにも絣の着物が似合いそう)なのに、話し出すと、サラリとしてキモの座った感じなのが意外です。

もう一つ意外なのが、川ちゃんの体型。顔のゴツゴツからずんぐりした骨格を思い浮かべていたら、実はスマートなんですね、2度ビックリです。


9.5 「惜福」

幸田露伴の「努力論」(岩波文庫)に「惜福」という言葉がありました。福(資源とか)を使い尽くしてしまわないこと、なんだそうです。

すでに明治時代でも、貴重な海獣(ラッコとかオットセイ)を取り尽くしてみたり、ガンガン山林伐採して、土地の気候を悪くしていたとのこと。

だから、国家が「福」を惜しまないと、そのうち滅びますよ、本当にヤバイですよっていう内容の文章でした。

そして現在、世界は「惜福」にほど遠ーーーーーい、とっても危険な世界に発展してしまいました。そんな中でも、お祖母様からもらった着物やアンティークの着物を大切に着たり、古書や古い家具を愛でるのは、かなり「惜福」指数が高そう!しかも優美な行為だなあ、と最近思います。


9.2 

東京ステーションギャラリーで「モンゴル近代絵画展」9月8日(日曜)まで。

どの絵にも「地平線」があるのにビックリ。

 特にB・シャラブという人の1911年頃の絵が楽しかったです。その絵は、シンプルで不条理マンガのよう。

着心地よさそうな民族衣装をウダウダ〜っと着た人達がビッシリ描かれていて、うれしい。皆、てんでんばらばらな事をしているんです。宴会、取っ組み合いのケンカ、放尿、排泄、物陰で生殖活動に励む人も。

大勢の人と同じくらいの数の家畜が描いてあるのが、モンゴルらしいなあ、とか思いました。

 

 

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