【愛知県・杉浦さん
イラストレーター・50代

※このコーナーは現在「女性の文章」を募っていますが、今回例外としてご協力いただきました。(メールでの回答をコピーペーストして作成。2004年1月


■入手法

ほとんど中古着物屋(私は名古屋のコメ兵が多い) 。身長173センチなのですが、ぴったしサイズを見つけたら迷わず買い!(それで今13枚)

しかしぴったしサイズはなかなか見あたらない。(大島紬だけはいっぱいある、婚礼の時購入したが使用しないから市場に)。特に薄ものがすくないです。足繁く店に通 い、掘り出し物に出会いのを待つだけ。身長の低い人のものはいっぱいあります。

近所の呉服屋では掘り出し物や綿などリーズナブルなもの専門に購入。 反物で購入した、阿波しじら(←管理人inuko注・凹凸 のある木綿)を妻が和裁を習いながら制作。(洋裁が趣味)。

ただ13枚にもなったので最近は沈静化。

お寺などに営業される法衣カタログに結構安い着物が出ています。一般 でも買えるそうです。私はまだ買っていませんが、お坊さんと親しい人はぜひ聞いて見 てください。(カタログめちゃ面白いです・・・・一部の人に)


■出かけるとき、人の目は気になりますか

やはり気になります(男の着物姿は絶滅危惧種なみです)。 でも本人が思うほど他人は気にしないようです。印象には残るみたいですが。

■着物を着るのはいつ?



週一、専門学校の講師をしています。その授業のとき。
最近は仕事の打ち合わせの時、なぜか着物で来てくださいと、オーダーのかかるときがあります。 (着物の変なイラストレーターがいてさー……と話のネタになっているようです)

コンサートや展覧会など、お出かけの時。 忘年会、新年会。でも宴会は汚しそうでちょっと気になります。

■綿の着物

夏になりますと綿の着物をよく着ます。 浴衣としてではなく、足袋をはいて襦袢を着て、着物として着ます(浴衣作りではなく着物作り)。

夏はそうとう汗をかきます。綿の着物は洗濯機で丸洗いです。絹の着物はばんばん洗濯には出せません・・・高いから。

私は今、着物にぴったり体型で非常に困っています。ですからいつもウォーキングをしています。 学校の講師の日、45分歩いて駅に向かいます。着物でも当然ウォーキングです。汗びちょびちょになっても、綿の着物なら安心。 着物姿で早足なあやしいオヤジです。

■楽しいエピソードなど

イタリア旅行でTシャツ、ズボン姿では全く無視されていたのに、着物でオペラ鑑賞にいったら、もうあちらこちらから声を掛けていただきました。すごい歓 迎でビックリ!民族衣装恐るべし!

(逆の立場だったら分かりますよね、ターバン姿のインド人やチャイナドレスの婦人がきたら、思わずごちそうしてしまい そうです)


■おおざっぱな、お値段

正絹は中古着物屋でアンサンブルが4万円平均でしょうか。長着だけだと3万円くらいが多い。(←管理人inuko注・アンサンブルというのは、羽織と着物がセットになっているもの)

中古着物屋には新品の反物も安く売っています。(正絹で2万円くらい) それを仕立ててもらいます。仕立て代は合わせ2万円、単衣1万円、これは、愛知県の三河地方の値段です。名古屋では5割増、東京は分かりません。

●襦袢は綿の半襦袢使用。(2千円前後。家で普通 に洗えるからこればっかり)
帯は正絹の角帯。(5千円から1万)
足袋(2千円)
右近下駄 (2500円)
ウレタン底の草履(3500円。これは便利、走れます)
ちなみにふんどしは使用していません。

■着こなしのくふう

半襟を紺色、灰色、ベージュ、白くらい揃えておくだけでバリエーションができます。 (inuko注・↓写真の襟元に着物と違う色の布が少しだけのぞいていますけど、それが半襟です。)



正絹の長襦袢は使わず、ほとんど綿の半襦袢を使用。 気楽に洗えます。
私の場合、腹回りの修正が必要なく着物ぴったり体型(涙)、細い人はどんどん食べて太る!

■愛用の手作りバッグ

男用のカバンの種類がほとんどなく手作りしています(妻が)。 いざ和風の男物バッグを探そうとしてもなかなか見つかりません。印田では小さすぎてものが入りません。 骨董市で2〜3買いましたがサイズがどうもいまいちでした。 風呂敷という日本の優れものがありますが、書類には向きません。 てなことで自作です。


■さむい季節には

冬用にはネルの半襦袢もあります。 これに膝丈のずぼん下。マフラー以外、防寒対策は特にしていません。着物は思った以上に暖かいです。

インバネス(トンビ)を使用していたときもありますが、今は着ていません商人コートも考えました、それだと、いかにも商人てな感じになるからやめました。妻は洋裁が趣味、いま面 白い形のコートを作ってくれています。でも完成は未定。

■暑い季節には

夏になりますと綿の着物をよく着ます。浴衣としてではなく、足袋をはいて襦袢を着て、着物として着ます(浴衣作りではなく着物作り)。

夏用の薄もの(絽や紗)の場合はさらしの腰巻きをします。 腰巻きも自作。 男物の腰巻きはあまり見かけません。(注文すればあるといっていました)
でも腰巻きなんて長方形の布にひもが付いているだけですから、自作。 夏の着物(絽や紗)の場合、すけてしまいます(オヤジの肌が透けてみえたらそうとう怖い)。 そして汗もかきますから、汗をすってなおかつ気楽に洗える、さらしの腰巻き、使えます。 ナイロン素材の紗の襦袢などもありますが暑くて辛い(なにせ着物でもウォーキングですから)!


■はきやすい履き物

夏は右近下駄を使用。 夏以外は草履を多用。

皮裏の雪駄は重いし、磨いてある石の上では滑ってすごく危険、最近使いません。 その点、裏がウレタンの草履では走ることもできます。

■よごれた時には…

絹の着物…呉服屋に洗いにだすと高いです。 普通の洗濯屋でも十分。
綿の着物…洗濯機で丸洗いです。

■しまい方

着物用ハンガーに掛け、汗をとばした後、 畳紙(たとうし)に包み、着物用の引き出しに、収納

■その他

着物を着て、角帯をすると、背筋がビシッと伸びて、いい気持ち。ですからいつも角帯を愛用しています。

呉服屋でお客さんは着物にぴったりの体型でいいですねと言われ、とっても傷ついています。

■詳しいことは、杉浦さんのサイトのこのページでも読めます。