2004.10月

表紙

 

着物でハイキング?けっこうワイルドな道に見えますけど…(笑)、ジーンズやスニーカーが無い時代ですもんねえー。親戚 のアルバムから、昭和17年4月5日の写真です。 前から3番目の女の子、風でスカートがめくれています。

これも、かなり急斜面。まくりあげて襦袢を見せている奥様。
その他、着物でアウトドアはこちらにも。



「町では、県庁の課長級の官舎はみな同じつくりで、1つところにズラリと並んでいる」役所から帰ってきたご主人を、女中さんが迎えているところです。よその家から迷い込んできた鶏を追いつつ…。

すごく体力のありそうな女中さん。ぶっとい前腕、足の甲も高そうです。この絵の作者は、他にこんなのも描いています。


祖母のアルバムから。戦前、昭和10年くらい。
みんなが着物を着ていた時代って、 洋風と和風が 地続きで混じりあって いた感じ。
昭和10年前後の荻窪が舞台の石井桃子の「幻の朱い実 」にも
そんな雰囲気が、こと細かに描かれていました。

同じく、昭和10年頃。
親(祖母のお姉さん)は常に着物姿、子供は洋服。

土間には、ダーシェンカっぽい犬。



牧場の絵。「A牧場から出した競走馬が優勝して、意気揚々と牧場へご帰還遊ばされたので牧場主をはじめ皆々一同、お出迎え」とあります。

左はしのお金持ちそうな男性が着物で乗馬ブーツ、という出で立ちなのが興味深いです。着物でアウトドア、の絵はこちらにも。


■「土地貸し屋紹介」とあります。

来日した格好いいミュージシャンが、わざと「寝起き」みたいな服で雑誌に出ていますけど、なんとなくそれを連想させる着物姿です(←ほめすぎ・笑)

しかし、大正、昭和初期、このテの着物姿がどんなに大量 に存在していても、それを撮ったスナップ写真は残っていないようです。(みんなが着物を着ていた時代、写 真はハレの日に・あらたまった服・あらたまっったポーズでとるものだったから)

■今月のEsquire(エスクァイア)11月号を立ち読みしてたら、料理研究家の福田里香さんが「サルでも描けるまんが教室」を推薦していました。「サルでも描けるまんが教室」はモノ作りの本質がすべて書かれている本で、文章だったら難しく長くなっちゃうことも漫画なら誰にでもわかるように描ける、漫画はすごい、と。

私も、昭和初期の絵を見るたびに、“これをもし文章にしたら、すごーく長くなる上、現代の我々には殆どイメージが浮かばないだろうなあ”って思います。




「或る大家の女弟子」とあります。キモノの上からミッシリ割烹着を着て絵を描いていますね。 お行儀の悪いモデル嬢との間には険悪な空気が漂っています(笑

この絵の作者は女の子を見る目がいつも意地悪なんです。